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白馬岳  2832.2m
長野県・白馬村 2012.8.26 
白馬岳登山ルート解説  
猿倉荘横から白馬岳登山口に入り左下に駐車場を見ながら緩く登り込めば砂防工事専用道路に出る。
ここから車道を30分程歩く事になるが、鑓温泉登山口を左に見送り歩を進めれば前方に三国境や
小蓮華岳の雄大な姿を眺めることが出来る。
車道終点の木階段から本格的登山道となるので、ここまでのダラダラ気分を切り替えて登山道を入れば
直に小屋が現れペンキで「おつかれさん!ようこそ大雪渓へ」と書かれた大岩が登山者を出迎えてくれる。
ここ白馬尻小屋(トイレ・水)からは目指す白馬岳が一望できるのでひと休みして大雪渓登山に備えたい。
補足ではあるが、白馬尻小屋(雪渓末端ケルン)から午後二時過ぎの入山(大雪渓~稜線)は
危険防止のため禁止されている。
大雪渓登山では入山時期の雪質に適したアイゼンを使用し、なおかつ落石に対応できるよう
目線は常に進行方向におきながら登らなければならない。
この時期の大雪渓は上部のクレパス等でかなり手前から雪渓に沿って登りこむ秋道となるが、
その代わりにミヤマキンポウゲ・ハクサンフウロ・トリカブトなどが咲き誇る花畑が村営頂上宿舎直下まで
広がる(途中に一部ガレ場あり)のでこれらの花々やマッターホルンの如く聳え立つ杓子岳の絶景を
カメラに納めながら登れば、正面に旭岳、左に杓子岳、右に白馬岳を控え羽を広げたような
稜線上に立つことができる。
この稜線は6月中旬から8月にかけて、本州では八ヶ岳の横岳と白馬岳でしか見ることのできない
ウルップソウやツクモグサの自生地としても有名である。
あとは白馬山荘を経由してひと頑張りすれば長野県側だけが断崖絶壁の如くスパッと切れ落ちた
スリリングな白馬岳山頂に立つことが出来る。
天気が良ければ剱岳を盟主にした立山連峰や槍ヶ岳を盟主とした北アルプスの峰々の大展望を
堪能できるはずである。 mikio
山名の由来と読み (「しろうま」か「はくば」か?) フリー百科事典・ウィキペディアより抜粋
江戸時代の中期頃までは信州側では西岳や西山と呼ばれ、越中や越後では白馬岳・小蓮華山
・白馬乗鞍岳を蓮の花に見えることから「大蓮華岳(山)」と呼ばれていた。
今でも北に連なり新潟県の最高峰である小蓮華山や蓮華温泉にその名残が見られる。
また西側の越中では上駒ヶ嶽と呼んでいた。これに対する下駒ヶ嶽が北に存在している。
「しろうま岳」の名前の由来は春になると雪解けで岩が露出し黒い「代掻き馬」の雪形が現れることから、
「代掻き馬」→「代馬」→「しろうま」となったものである。
つまり本来の表記は「代馬岳」であるわけである。
1883年に北安曇野郡長と大町小学校長渡辺敏ら登頂の際に、「白馬登山記」を表記を残している。
1915年には陸地測量部による五万分の一の地形図に「代馬岳」ではなく「白馬岳」と記された。
地元で「しろうま岳」が早くから白馬岳と記述されていたことによる表記の変更であることをうかがわせる。
「白馬」は「しろうま」の当て字であるから「はくば」と読むのは本来は誤りだが、
地元で白馬を「はくば」と読むことは古くから行われており、白馬山荘をはじめとする白馬連峰一帯の
山小屋を経営している株式会社白馬館は、1890年に現在の白馬駅前にあたる場所に
登山者向けの旅館「山木旅館」を建設し、1916年には白馬館と改名した。
また、1906年には現在の白馬山荘の位置に山小屋「頂上小屋」を設置し、
1915年には「白馬山頂小屋」と改名している。
また、1908年には白馬尻小屋を設置しているが、これらは「白馬」を称した当初からすでに
「はくば」と読ませている。
その後も1956年9月30日に合併で発足した白馬村は「はくばむら」と呼ばれ、1932年11月20日に開業した
大糸線信濃四ツ谷駅は1968年10月1日に白馬駅と改名され「はくばえき」と呼ばれている。
現在では山と高山植物の名称以外の多くが「はくば」と読むのが正式名称とされており、
「しろうま」と読むことは誤りである。
この山を「はくば」と呼ぶことは地元の村民を中心に一般化しており、山の名も含めて
「しろうま」と読む人はほとんどいない。
すべての「白馬」のつくスキー場もすべて「はくば」が正式の読みとなっており、
スキーヤーも「はくば」読みが主流であるが、登山ガイドブック・登山雑誌に一時期
「はくばの読みはおかしいと」いう主張が掲載された影響により、登山者は「しろうま」派が
現在でも主流である。
最初にこの山で発見された高山植物の和名には、「シロウマ」を冠するものは多数あるが、
「ハクバ」を冠するものは全くない。
学術的な名称には山の正式名称が採用される傾向にあるからである 。
コメント
アルプス・クリーンレンジャー(学生時代)だった伊藤隊長と二人で白馬岳へ行ってきました (^O^)v
そして、大雪渓(上)では思いがけない出会いもありました♪     
立ち寄り温泉情報
白馬八方温泉「第一郷の湯」 入浴料 500円 アルカリ性単純温泉 PM 12:00~PM9:00
定休日・水曜 0261-72-5705
温泉満足度(星印の説明はMENUページ) 管理人☆





白馬岳
トレッキング&登山注意看板
猿倉駐車場/臨時駐車場有り トイレ・水場/昼夜使用可
猿倉荘
ヘッデンを点灯して出発!
ヘッデン使用はチョイの間だけだった・・・
白馬鑓温泉・鑓ヶ岳登山口 30分ほど砂防工事専用道路を歩く
木段から登山道が始まる 白馬尻小屋/トイレ・水有り
白馬岳を望む/白馬尻小屋より
大雪渓末端ケルン 大雪渓が退化しているのでケルンから秋道を進む
ここで軽アイゼン装着 大雪渓に突入 (^_^)v
落石に気をつけながら大雪渓を上りこむ!





2012.8.26 大雪渓(動画)



     
大雪渓歩き終了地点より下部を撮影 アイゼンを外しひと休みしていたら・・・
山の大先輩・F田先生と偶然の出会いが待っていました♪
ミヤマキンポウゲ
花畑を歩くとオジサンも癒されます (^O^)v 雪渓沿いの秋道を登りこむ
横に走るクレパスがあり上三枚目の場所から秋道となる こんな所を歩くより雪渓歩きの方が楽なのだが・・・
(ToT)
伊藤さんGoodな写真をありがとう♪
こんな所を歩くより雪渓歩きの方が楽なのだが・・・
その2
落石原因となる岩肌のもろさをみてとれる
お花畑緊急避難小屋 村営頂上宿舎が見えた~♪
伏流水の水場 ミヤマダイモンジソウ
杓子岳 ←お花畑から杓子岳を眺める管理人
お花畑 国有林看板(標高2553M)
お疲れバージョンの管理人 (;゜ロ゜)
村営頂上宿舎 ヨツバシオガマ
ミヤマリンドウ ウルップソウ・シナノキンバイ
ミヤマクワガタ ウメバチソウ
ミヤマキンポウゲ
ムカゴトラノオ ミソガワソウ
葉面に荒い毛があるのでジャコウソウの仲間
「ヒメヒャクリコウ」と思われる
トウヤクリンドウ
杓子岳分岐点/旭岳(正面) 白馬岳&白馬山荘全景
白馬山荘にて
あとひと頑張り! 《写真にマウスを》
白馬岳山頂 ⇔ 剱岳
白馬岳山頂より
白馬岳登山地図

猿倉駐車場標高/1237M  標高差/1595.2M  総歩行距離/16527M
この地図は国土交通省・国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(空間データ基盤)、数値地図25000(地名・公共施設)、
数値地図250mメッシュ(標高)及び数値地図50mメッシュ(標高)に基づき作成された承認番号(平20総使第369号)を転載したものです。
《使用データソフト Dパノラマ5》


パノラマ図解・スマホ&iPhone で山座同定


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行程&所要時間 (花&風景撮影合計時間20分~50分含む)
現地までの行程&所要時間

2012.8.25(土)
長野発 18:45 ~ 八方のコンビニで伊藤さんと合流 ~ 猿倉駐車場(トイレ・水有り)で車中泊

登山口から山頂までの上り所要時間
2012.8.26(日)
猿倉荘登山口発 4:47 ~ 鑓温泉登山口 5:02 ~ 白馬尻小屋 5:46-55 
~ 大雪渓末端ケルン 6:07 ~ 大雪渓(下) 6:21-28 ~ 大雪渓(上) 7:15-30 
~ 岩室 8:06-19 ~ 葱平(ねぶかっぴら) 8:37 ~ 途中休憩 8:55-9:15 
~ 緊急避難小屋 9:27 ~ 水場 9:38-44 ~ お花畑 9:50 ~ 国有林看板(標高2553M)9:58
~ 村営頂上宿舎 10:27-34 ~ 唐松岳分岐(稜線) 10:37 ~ 白馬山荘 10:55-58 
~ 白馬岳山頂着 11:15-58(昼食)
山頂から登山口までの下り所要時間

白馬岳山頂発 11:58 ~ 白馬山荘 12:10-26 ~ 村営頂上宿舎 12:48-13:00
~ 国有林看板(標高2553M) 13:21 ~ お花畑 13:28 ~ 水場 13:32-36
~ 緊急避難小屋 13:42 ~ 途中休憩 14:07-24 ~ 岩室 14:28 
~ 大雪渓(上) 14:49~ 大雪渓(下) 15:16 ~ 大雪渓末端ケルン 15:29 
~ 白馬尻小屋 15:38-47 ~ 鑓温泉登山口 16:22 ~ 猿倉荘登山口(駐車場)着 16:32
 


←クリックすると「猿倉荘」近辺の
広域地図を見ることが出来ます。 マップコード 535-276-195
山と高原地図/白馬岳

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