火打山・笹ヶ峰ルート解説
笹ヶ峰ロッジ（１２９６ｍ）横の駐車場（トイレ有）から火打山（２４６２ｍ）までは標高差１０００ｍ以上もあり長丁
場の山行となるので、黒沢池ヒュッテか高谷池ヒュッテ（要予約）で一泊する行程がお薦めだ。
車道を少し戻った場所に登山口がある。　黒沢までは緩い上りの木道が続き、夏はブナや広葉樹が新緑の
カーテンとなり、秋は色鮮やかな紅葉が見事な登山道だ。
黒沢の橋を渡って十二曲りと呼ばれる九十九折りの急登をすぎると弥八山を左に見ながらの稜線歩きとなる。
石ゴロの沢道に出ると富士見平分岐点が近い。分岐点付近は大石が多いので休憩には都合の良い場所だ。
高谷池へは黒沢岳を左に巻いて進み笹道に出ると、焼山・影火打・火打山・三角屋根の高谷池ヒュッテなどの
眺めが良い。　ヒュッテ前にはベンチが置かれており休憩も出来る。
ヒュッテ前の高谷池湿原を右に巻いて岩ゴロの道を上ると、ハクサンコザクラの群生や逆さ火打が写る「天狗ノ
庭湿原」に出る。 ここからダケカンバの尾根道に取り付くと右前方に「鬼ヶ城」と呼ばれる断崖がそびえ立つ。
雷鳥平を尾根に沿って進みガレ場に作られた木道（急登）を登り切ると火打山山頂だ。
北に日本海と佐渡島、西の稜線上には噴煙を上げる焼山、東に妙高山、遠くは北アルプス・八ヶ岳・南アルプス
まで文字通り３６０°大パノラマを堪能できる。　ｍｉｋｉｏ
解説 （高谷池〜黒沢池）
高谷池ヒュッテから木道を少し行くと右に黒沢池への分岐がある。
沢状になった急坂から笹原を少し登り、林を抜けて黒沢湿原と大倉乗り越、そして妙高山を正面に見ながら急
坂を下ると黒沢池ヒュッテに着く。 ヒュッテ前の十字路分岐を右へ、黒沢湿原を抜け樹林帯に入って少し登ると
富士見平に出る。　 『山と渓谷社マイカー登山より抜粋』