日本百名山の妙高山周遊ルート解説
登山道は、妙高村燕温泉の温泉街下部（道路終点）約２００ｍくらいの駐車場からはじまる。
温泉旅館街を抜けて、薬師堂の階段を登ると、スキー場に出る。　
遊歩道を行くと、右手に露天風呂があり、さらに車道らしきところを左折し、スキー場を
右手寄りに登る。
スキ−場終了地点の右手に、登山道を確認したら、そのまま進めばよい。
少し歩くと、温泉組合の鈴蘭小屋（作業小屋）に着く。称名滝、光明滝を右手に、
（写真１．２）本格的な登りとなり、登りきると滝上部の川原に出る。　
対岸へ渡り、上部へ進む。
途中、右手に麻平、血ノ池からのコ−スにぶつかるが、さらに上部に進み、対岸へ渡る。
残雪期や霧の場合などには、沢を上部の方に登り続けてしまうケ−スもあり、注意したい。
しばらく行くと、胸突八丁の取付点となる。急坂を登りきると天狗平だ。（写真４）
ネマガリダケやナナカマドに囲まれた小広場で、一角には祠も祀られている。
ここで赤倉および池ノ平コースが合流する。　
天狗平からは本格的な尾根歩きらしいコースとなる。
徐々に高度も上がり、展望もよくなってくる。
眼下には野尻湖、遠くに志賀の山々も見える。(写真５）
さらに進むと、鎖場下部に到着する。登下降の際には慎重に進みたい。（写真６）
登りきると、視界をさえぎるものがなくなり、高度感がいっそう増してくる。
南側へトラバース気味に少し行くと、急な岩場が（６〜７ｍ）がある。（写真７）
登りきると思わず歓声を上げたくなるくらいの光景が目に飛び込んでくる。
黒姫山、戸隠連峰、遠くには北アルプスも見える。
妙高山山頂は右手正面だ。
登り着いた妙高山山頂には祠があり、火打山、焼山が間近に見え、北アルプス、
南アルプス、八ケ岳、富士山などを望むこともできる。『山と渓谷社・新潟県の山』より抜粋