硫黄岳登山ルート解説(桜平−夏沢鉱泉−オーレン小屋−夏沢峠−硫黄岳−オーレン小屋)
桜平駐車場(駐車場のある林道終点が近づくと道の左右いたる所に駐車スペース有)から車止めゲート脇を
抜けて車道を緩く下るとシラナギ沢(沼郎兵衛沢)で、対岸には簡易トイレが設置されている。
ここから夏沢鉱泉を経由してオーレン小屋までは樹林帯の中をシラナギ沢支流に沿って登山道がのびており、
苔むした爽やかな清流と、マイヅルソウ・スミレなど清楚な花々が目を楽しませてくれる。
オーレン小屋前のベンチ横には、オーレン強清水と呼ばれる名水が湧出しているので、名水でコーヒータイム
と洒落るのも良いだろう。
小屋からはひと歩きで夏沢峠(ヒュッテ夏沢)に出る。 峠から土砂崩落地帯を通過し森林限界を過ぎた辺り
から岩ゴロの急登となるが、イワカガミ、キバナシャクナゲ、岩肌に咲くイワウメの大群落のお出迎えで急坂を
忘れて山頂にたどり着ける。
(岩ゴロの急峻地には約40b間隔でケルンが設置されており濃霧でもロストの確率は低い)
天気が良ければ爆裂火口壁の大迫力と、広々した山頂からの大パノラマを楽しめるはずである。
帰路は赤岳鉱泉ルートの「赤岩の頭」手前分岐点で指導標に従いオーレン小屋までオオシラビソの樹林帯を
下る。 mikio
追加事項
※2017年現在、桜平に新しい駐車場(トイレ併設)が整備されたため路肩駐車スペースは閉鎖されました。
参考:キバナシャクナゲ・ツクモグサ・ウルップソウ・ハクサンイチゲ・イワカガミ・コマクサは硫黄岳山荘から
横岳・三叉峰・石尊峰の稜線上に群生する。
参考:硫黄岳の三角点(2742.1M)はコース外の北側に設置
コメント
前回6/13のツクモグサ観察山行時に行き会えなかった花を見るために諏訪湖SAで前泊までして体調万全で
臨んだが、晴れの予報に反して八ヶ岳上空は雲の中・・・時間も早かったので山頂に着く頃は晴れるだろうと
踏んで出発。
オーレン小屋ベンチで伊那から来られた松澤さんからキャンディーをいただき、お礼かたがた話をしたら同じ
ルートで歩かれるとのこと。 管理人は未知のコースだったので、これ幸いとつかず離れずのストーカー。 (笑)
山頂ではあまりの悪天候に下山も考えたが時々差す薄日に騙かされ横岳方面へ向かうも「台座の頭」手前の
標高2687b稜線上で再び強風・霧雨・濃霧のトリプルパンチ!
今日はここまでと諦め、悪天候を読み先に引き返された松澤さん親子(失礼)がいる硫黄岳避難小屋まで引き
返す。 親子だとばっかり思って話をしていたら会社の先輩後輩との事・・・大変失礼いたしました。 m(_ _)m
松澤さんは山登りのエキスパートだが最近は岐阜県出身の安福さん(後輩)と「のんびりユックリズム」の山行を
楽しまれているそうです。
駐車場で名刺交換をし別れましたが低山でお二人と再会できる日を楽しみにしております。
立ち寄り温泉情報
「諏訪湖下りSA内・諏訪温泉」 入浴料 575円
温泉満足度(星印の説明はMENUページ) 管理人☆ |