霧ヶ峰(車山)ハイキングルート解説
八島ビジターセンター「あずみ館」横のトンネルを抜けて霧ヶ峰ルート案内図が立つ広場に出る。
小高い広場からは八島ヶ原湿原(国の天然記念物)や、これから向かう蝶々深山(ちょうちょうみやま)、
気象レーダー(白い球体)が目印の車山を一望できる。
季節の花々が咲き乱れる湿原に沿って八島ヶ池−鬼ヶ泉水−鎌ヶ池へと向かい、沢渡(さわたり)からの
道と合流する場所が八島湿原の北限となる。
沢渡への道を右に見送り笹道から小川を渡って緩く登り込むと、前方に巨岩のかたまりが鎮座する「物見
岩」が見える。
物見岩は蝶々深山の肩に位置し名前の如く眼下の八島湿原はもとより霧ヶ峰の大草原を一望できる絶景
ビューポイントで、このあと大草原の中をひと歩きで蝶々深山に着く。
解説書にも書いてあったが山頂の標識がなければ、ただの丘としか思われず通過してしまいそうだ。
緩く下り込んだ場所が車山湿原でコバイケイソウ・シモツケソウなどを見ることができる。
車山乗越を過ぎ、車山スキー場のリフトが見えると白樺湖分岐点だ。 右に折れ、リフト沿いに設けられた
急坂の遊歩道をひと登りで車山山頂に着く。
山頂の旧展望台跡には気象レーダーが建っているが八ヶ岳やアルプスの展望とニッコウキスゲの大群落
を堪能できる。
帰路は未舗装の車道(レーダー基地工事用に作られた道と思われる)から車山肩まで下り、沢渡、ヒュッテ
みさやま、八島ヶ原湿原を経由して八島ビジターセンターまで戻る。 mikio |