背戸峨廊とは
いわき市小川町出身の詩人、草野心平が地元の江田川渓谷を「背戸峨廊」と命名。
背戸とはこの地方の方言であって後とか裏のことを背戸と言っている。
峨廊とは嶮しい廻り道を言う。 いわき市観光課から頂いた資料より抜粋
背戸峨廊ルート解説
渓谷の各危険箇所にはクサリや梯子などで安全対策がとられているが、ハイキング気分で歩けるのは
「トッカケの滝」までで、ここより上流に進むに従って難易度が高くなる。
歩いてみて初めて理解できる事ではあるが、沢登りのエキスパートしか楽しむことが出来なかったはずの
渓谷美を我々一般ハイカーが楽しめるのはクサリや梯子が随所に設置されたお陰であろう。
駐車場は子供連れのハイカーで賑わっているが、「三連の滝」まで足をのばす場合は沢登り特有の
スリップや上流部の雨による増水などにも注意が必要だ。
(死亡事故多発地帯であることを自覚して歩きたい)
三連の滝は背戸峨廊最後の滝で、左岸からは見えないが奥に小さな滝が二つ連なり三連となる。
未練が残るので「みれん滝」の別名もある。
沢を離れ斜面を80bほど上り込んだ台地には猿峨廊と書かれた解説板と丸太ベンチが
設置されている。
上流にも幾つかの滝があるが、ここを降りて行かれるのは猿くらいだろうと命名される。
台地を通過するとじきに早回りコース・ゆっくりコースと書かれた指導標がたつ分岐点にでる。
地元の人曰く「早廻りを選んでもアップダウンが多く看板に書いてあるほど時間短縮ができないので
ゆっくりコースがお勧めです。」に従い駐車場へ向かう。 mikio |