2011年 旬のひとこま・戻る 五十音別山行リスト MENU HOME  くろひめやま 



黒姫山 2053m 古池&種池
長野県・信濃町 2011.6.19  
黒姫山登山ルート解説 
北へ真っ直ぐ延びる長い林道を進み、右カーブの取っつきから登山道案内板に従って樹林帯に入る。
林道を2回ほど横切って登りこむと新道分岐点に出る。
ここは古池ルートからの合流点であるとともに、西登山道ルート入り口で、戸隠と妙高笹ヶ峰ををむすぶ
大ダルミ越えの道として古くから利用されていた道ではあるが車社会の今は通る人も少ない。
西登山道を3分ほど入った場所に人面岩と呼ばれる大岩があるので、
これを見てから新道分岐点に戻るのもいいだろう。 
分岐点から急登が始まるが、ダケカンバやブナの深い広葉樹林が強い陽射しを遮ってくれる。
樹林帯を抜けるころには、背後に戸隠連峰や槍ヶ岳などを望めるようになり稜線も近い。
稜線をひと歩きした場所にある「しらたま平」台地からは火打山・焼山・雨飾山・戸隠連峰
・北アルプス・八ヶ岳・富士山の大パノラマと黒姫高原・戸隠高原・飯縄高原の眺望を堪能することができる。
笹原の稜線を進むと前方に黒姫山山頂が視界に入り、左手からの西登山道分岐点を過ぎるとひと登りで山頂だ。
黒姫山山頂には石祠と二等三角点が置かれている。
帰路は新道分岐点まで戻り指導標に従い古池・種池方面へ左折、清流と古池脇の湿原遊歩道で
季節の花々を楽しんだ後に排水門を横切り古池R登山口へ向かう。 mikio
黒姫山にまつわる伝説とは 
時代は天文年中(戦国時代)、舞台も今の長野県中野市です。
武将高梨政頼には、黒姫という美しい娘がいた。
ある日、政頼は、家来と黒姫を伴って、志賀高原の大沼池へ花見に出かけた。
花の宴の翌日、一人の若者が、殿様に対面を申し込んだ。
立派な身なりなので、受け付けた武士が用件を尋ねると、黒姫に求婚を申し込みにきたと言うのだ。
早速、武士は彼を待たせ、家老にこの話を伝えた。
そして、家老と供に戻ってみると若者の姿はもはやいなかった。
この不思議な若者は、翌日も、翌々日も訪れては、同じことを言っては消えた。
殿様もさすがにこれには何かあると感じ、家来と相談して若者にある策略を仕掛けた。
この策略にはまった若者は、大怪我を負って消えてしまった。
殿様は家来に命じ残っている血の跡をたどらせると、いつか黒姫と花見に出かけた大沼池まで続き、
そこで消えていた。
その日から、若者は現われなくなり一同はホッとした。
ところがある日、化粧をしようと鏡にむかった黒姫は悲鳴をあげた。
首から胸にかけてびっしりと蛇のようなこけらが生えていたのだ。
殿様はありとあらゆる力に頼って黒姫の体を治そうとしたが、姫の体は治るどころかこけらは全身におよび、
次第に蛇の体のようになっていってしまった。
悲観した黒姫は乳母のお種さんを連れて、家を出た。
彼女は妙高と戸隠の間にある山の山頂にたどり着いた。
そして、もはや人間の姿ではないから…と、自分の化粧道具を捨てると、それは7つの池となった。
最後に両親からもらったお守りを捨てると、それは大きな池となり、彼女はそこに身を投げた。
乳母もその後を追った。
以後、黒姫が捨てた化粧道具でできた池を「7つ池」、黒姫自身が身を投げた池を「大池」お種さんが
身を投げた池を「種池」と呼んだ。
しかし、それでも大沼池の主の怒りはおさまらず、高梨家の領地に洪水を起こし何もかも押し流してしまった。
このお話は『野尻湖と伝説』(塚本啓 著/株式会社 信州)に収められています。
黒姫伝説Uより抜粋
コメント
後日談ではあるが、なんと!なんと!岐阜の山友「ジオン」さんが、
私たちに先行すること20分で黒姫山に登られていた事を知るに至って超ビックリ!

峰ノ大池分岐より上ですれ違ったはずだが、前回の鞍掛山での失敗に懲りず、
またしても下山する皆さんの顔を見ずに挨拶を交わしてしまった事が悔やまれてならない。
      






満車状態の大橋駐車場を出発 約 1時間の林道歩き
新道分岐点
ここから登山道が始まる
しらたま平まで急登が続く
休憩適地/しなの木・標高 1670M 根曲がり竹で、おどけてみせる松○さん
山桜撮影会
笹道を登り込む ムラサキヤシオツツジ
山桜 ミツバオーレン
イワカガミ 頭上が開けると「しらたま平」が近い
しらたま平・標高 1960M 焼山・火打山 しらたま平より
岩を乗り越える!
うんこらどっこいしょと!!
山頂までひと頑張りだ!!
ここで岐阜の山友ジオンさん(4人目)とすれ違う この岩場を登れば山頂だよ!
黒姫山山頂・2053M
焼 山
花を撮しながらの下山風景
ツマトリソウ ツバメオモト
ヒメイチゲ 花撮影中♪
モクモク(木木)怪獣 軽やかなステップで急坂を下る
新道分岐点・古池へ向かう ギンリョウソウ
タニウツギ 撮影ポイントの清流
古池に到着
周遊コースになっているが今回は右折し石祠方面へ
木道を進む
ベニバナイチヤクソウ 石祠
水芭蕉咲く湿原を散策
湿原を彩る花々
排水門方面へ向かう 排水門
排水門通過後は大木に打ち付けられた指導標に従う 《写真にマウスを》
種池分岐点の案内板⇔種池
古池・種池ルート登山口 (3−4台駐車可) 大橋登山口まで約5分の車道歩き
黒姫山鳥瞰図

黒姫山登山MAP

(計曲線 50M 主曲線 10M)
駐車場標高/1140M  標高差/913M  総歩行距離/14453M
この地図は国土交通省・国土地理院長の承認を得て、同院発行の 1:25000地形図に基づき作成された承認番号
(平19総使、第186-21250号) を転載したものです。  《使用ソフト GARMIN MapSource》


パノラマ図解・スマホ&iPhone で山座同定


ページの先頭へ戻る


行程&所要時間 (花&風景撮影合計時間20分〜50分含む)
現地までの行程&所要時間

長野発 6:30 〜 大橋駐車場(トイレは戸隠キャンプ場入り口で) 7:35

登山口から山頂までの上り所要時間

大橋登山口発 7:51 〜 新道分岐 8:58-9:04 〜 しなの木 9:37 〜 休憩 9:49-10:02
しらたま平 10:42−45 〜 峰ノ大池分岐 11:07 〜 黒姫山山頂着 11:22−12:12

山頂から登山口までの下り所要時間

山頂発 12:12 〜 峰ノ大池分岐 12:24 〜 しらたま平 12:50 〜 しなの木 13:32 
〜 新道分岐点 14:01−06 〜 清流 14:38−42 〜 古池 14:53 〜 石祠 15:03 
〜 湿原散策 〜 水門 15:13 〜 種池分岐 15:22 〜 種池 15:23 〜 種池分岐 15:25 
〜 古池ルート登山口 15:35 〜 車道歩き 〜 大橋駐車場着 15:40


クリックすると「黒姫山・登山口」近辺の
広域地図を見ることが出来ます。 マップコード 1004102189

←クリックすると「古池ルート登山口」近辺の
広域地図を見ることが出来ます。 マップコード 1004102409  大橋駐車場が満車時利用
山と高原地図/妙高・戸隠・雨飾

リンクの輪
番号 山行名 山行日 登山ルート お名前 ホームページ
黒姫山 99.11.06 新道・西登山道 管理人 管理人
黒姫山(敗退) 03.10.19 種池・古池 管理人 管理人
黒姫山 06.08.05 新道・西登山道 管理人 管理人
黒姫山 11.06.19 新道・西登山道・古池 ジオン ジオンと山歩記
黒姫山・古池 11.06.19 新道−古池 管理人 管理人
黒姫山 13.09.28 新道 セフコT セフコの森
黒姫山(信濃富士) 16.10.30 新道−古池 管理人 ブログ版
黒姫山・周遊&紅葉狩り 18.10.21 新道−黒姫乗越−古池 管理人 管理人
黒姫山&七ッ池花旅 22.07.08 新道-西登山道-古池 管理人 管理人
10 黒姫伝説の七ッ池&黒姫山Video YouTube動画他
 11          
 12          


掲載ページの削除を希望される方はメールBOXよりご一報下さい。

HOME MENU 旬のひとこまBN 五十音別山行歴 県別山行歴 自己紹介 CANADA L I N K

戻る