黒姫山ルート解説
北へ真っ直ぐ延びる長い林道を進み、右カーブの取っつきから登山道案内板に従って樹林帯に入る。
林道を2回ほど横切って登りこむと新道分岐点に出る。 ここは古池ルートからの合流点であるとともに、
西登山道ルート入り口で、戸隠と妙高笹ヶ峰ををむすぶ大ダルミ越えの道として古くから
利用されていた道ではあるが車社会の今は通る人も少ない。
西登山道を3分ほど入った場所に人面岩と呼ばれる大岩があるので、これを見てから
新道分岐点に戻るのもいいだろう。
分岐点から急登が始まるが、ダケカンバやブナの深い広葉樹林が強い陽射しを遮って
くれる。
樹林帯を抜けるころには、背後に戸隠連峰や槍ヶ岳などを望めるようになり稜線も近い。
稜線をひと歩きした場所にある「しらたま平」台地からは火打山・焼山・雨飾山・戸隠連峰・北アルプス
・八ヶ岳・富士山の大パノラマと黒姫高原・戸隠高原・飯縄高原の眺望を堪能することができる。
笹原の稜線を進むと前方に黒姫山山頂が視界に入り、左手からの西登山道分岐点を過ぎると
ひと登りで山頂だ。 黒姫山山頂には石祠と二等三角点が置かれている。
帰路は西登山道分岐点まで戻り岩ゴロの急坂を七ツ池・峰ノ大池へ下る。
七ツ池・峰ノ大池は中央火口の御巣鷹山(小黒姫山)と外輪山の火口原にあり、
七ツ池は伝説の「黒姫」が身につけた七種の櫛形に池ができているといわれる。
峰ノ大池を巻いて西登山道に入ると倒木や大岩・巨岩がゴロゴロした枯れ沢を下ることになるが、
この大岩を「よじ登る」「次の岩へジャンプする」「滑り降りる」などなどが1時間近く連続し、
結構体力を消耗することになるので下りと言えども注意が必要だ。
笹ヶ峰分岐からは熊笹林の中、大ダルミ湿原を経て新道分岐点まで戻る。 mikio
西登山道・黒姫伝説解説は章文館「長野県北信東信日帰りの山」を参考にさせていただきました。
コメント
右肋骨のヒビを庇いながらの登山だったせいかバランスが悪く、行程中に3回のスリップと2回の転倒。
幸い大事には至らず、竹内・佐藤さん両名に迷惑をかけることなく無事下山することができた。 |