Jバンド・鋸岳ルート解説
国民宿舎・浅間山荘天狗温泉(駐車代500円)横を流れる蛇堀川に沿って広い登山道を進む。
案内板は湯ノ平コース・一ノ鳥居・二ノ鳥居・火山館の順に表示名が変わっていくので注意しよう。
道幅が狭くなり本格的登山道に入ると一ノ鳥居が近い。
一ノ鳥居からは直で二ノ鳥居へ登るルートと不動滝〜二ノ鳥居ルートに分かれるが迷わず不動滝〜二ノ
鳥居ルートを選択する。
二ノ鳥居を通過したあたりから沢側への傾斜がきつくなるので足許に注意が必要だが左に釣鐘岩、右に
牙山の岩峰群が近づくにつれ浅間山の懐に踏み入ったと感じる事ができる。
蛇堀川源流には噴湯丘に似た流れがあり、付近はガス(毒性は薄い)の臭いが濃く立ちこめている。
源流部を横切ってひと歩きした台地には小諸市火山館と浅間神社(せんげん神社)が建っている。
火山館は噴火時の避難壕を兼ねているが、平時は気さくな館長さんが暖かく出迎えてくれるのでテラスで
コーヒーを飲みながら浅間山の事を教えていただくのも楽しいかも・・・
火山館からは高山植物が咲き誇る湯ノ平高原を横切り賽ノ河原に出る。
浅間山中央峰・前掛山の穏やかで女性的な裾野に対し、前方にそびえ立つ浅間外輪山・蛇骨岳・仙人岳
・鋸岳・Jバンドの荒々しい岩峰群には畏怖の念さえ覚える。
Jバンドへの登りは浮き石が多いので「落」に気をつけながら登る。
岩峰の下部をJバンド方向へ向けて登り込むときは岩側に沿って登れば安全と思われる。
Jバンドの突端と鋸岳山頂からは別格の浅間山を望むことができる。 mikio
《Jバンドとは》
ここは旧浅間山が出来たときに積み重なった溶岩や火山礫の層が交互にあり下から数えて10番目(アル
ファベットのJが10番目)の所を指すとの説もあったが、実は昭和26年に群馬県在住の有志が安全に賽の
河原へ下りられるルートを開拓し、これを浅間山側から見たとき尾根とルートの組み合わせが「J」に見える
ので「Jバンド」と命名され、バンドを直訳すると帯なので「火山礫の層」と勘違いされたようだが、実際はゴロ
の良さだけで付けたとのことであった。 (*^_^*)
Jバンドの名付け親
現在は「群馬県中高年登山者の会」会長さんとして活躍されています。
コメント
山仲間こばさん・ピカリ隊さんのHPでこのルートを知って以来いつかは歩いてみたいと思っていました。
当初は黒斑まで縦走をかける予定だったが、地元「松代高校」と八重山商工の試合があった事を思い出し
途中で引き返すことに・・・、でも変化に富んだこのルートにハマッテしまいそうな松ちゃんと私でした。
立ち寄り温泉情報
浅間山荘・天狗温泉 日帰り入浴料 500円(登山で駐車場利用時割引有) |