蝶ヶ岳三股ルート解説解説
三股駐車場から２０分ほど歩くと三股登山口に着く。
登山口から２−３分で前常念を経て常念岳へ登る三股分岐点を右に見ながら直進する。
本沢に架かる吊り橋を渡り、力水（水場）を過ぎたあたりから樹林帯に覆われた急坂になる。
樹林帯の切れ間からは常念岳が見え隠れする。
途中、「まめうち平」と呼ばれる広場があるのでここで休憩するのも良いだろう。
まめうち平からは等高線が密になりキツ〜イ登りが待ちかまえているが、随所に「標高○○ｍ」の
標識があるので進む度に高度が上がり励みになる。　最終ベンチまで来れば山頂は近い。
Ｔ字の大滝山分岐点を右折すると蝶ヶ岳ヒュッテの赤い屋根が見えてくる。
蝶ヶ岳山頂を左に見てヒュッテ横を抜けると瞑想の丘・展望指示盤だ。
ここから眺める穂高・槍は格別のものがあり、つまらない樹林帯歩きの疲れを吹き飛ばしてくれる。o
蝶ヶ岳山頂の表示が地図によって異なる疑問を解説
蝶ヶ岳の山頂ははっきりしてなく、今までは蝶槍に近いケルンの積まれた平（2664m）を
指していた事が多い。　
しかし最高地点を山頂とするのが最もだということで、長塀尾根が突き上げた２６７７ｍの
最高地点（写真１７）が山頂になった。　
昭文社・山と高原地図「上高地・槍・穂高」調査執筆／磯貝猛より抜粋